『授業づくりは学級づくりだ』とは従来から言われてきた『常識』ではある。しかしその具体的な関係論や方法論を目に見える形で伝え得る『資料』はほとんどなかったのではないか?それは優れた実践家のきわめて感覚的な感性で書かれた文章が伝達の媒体となっていたからではないだろうかと思う。
当シリーズのDVDは文章の限界を打ち破った画期的な『資料』である。書籍も重要な教育情報伝達の1ツールであることに変わりはないが、それは多くの部分が文字という記号の集合体であり、記号である限りその解釈範囲は読む人の経験量に規定されてしまう。DVDなら土作のような『本質を踏み外した』教師の風貌や人格も記号よりは実に伝わり良い。これをごらん頂いた上で書籍にも目を通していただけるとミニネタという教育情報もより効果的に伝達しうるのではないかと自負している。
さて、明日の教室シリーズではネタの紹介のみに重点が置かれているが、今回はより学級づくりの視点を取り入れて編纂されている。学級づくりを授業づくりからアプローチしたいと考えておられる実践家のほんのささやかな一助になれば幸いである。
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