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第1部  Why?を追及する―『体積』とは何か?そして、密度へ・・・。 92分
第2部  学校知を疑え!―『モーメント』から見る学校知の限界     22分
第3部  『異分母分数の加減』でアクティブラーニング―枠ではなく教材 30分
第4部  質疑応答                                      23分
最新DVD情報                                      42分

2017年4月15日 於:京都橘大学


【メッセージ】

  文科省のお墨付きでアクティブラーニングが学校現場で話題になり、 早速、あちこちで実践の模索が始まっています。しかし、戦後民間教育に関わってきた多数の教師に言わせれば、何をいまさらといった感もなくはないでしょう。
 そう、今から50年以上前から志を持つ教師は、子ども自らに考えさせ、そこから教師も学んで行くという体験をしていたのです。与えられたものをアレンジするのではなく、教材を教科書以外に求めてきた多数の教師は、「授業は楽しいだけでいい」と断言します。
  授業を『楽しい&わかる』で分類すると、次のようになるでしょう。

A たのしくてわかる授業
B 楽しいけれどわからない授業
C つまらないけれどわかる授業
D つまらなくてわからない授業

 学校の授業は、大半、CかDであり、多くの教師はAを目指すでしょう。 しかし、私は子どもと共にB『楽しいけれどわからない授業』を追及していきたいと思います。
  ワクワクしながら一つの疑問を追及し、「ああ、私はきっとこういうことを知りたかったのだ」という未来完了形的な授業・・・。 そこのベースにあるのは、教材です。教材が思考のすべてを支配すると言っても過言ではありません。学ぶ以前のシンキングは、教材が90%以上の重要性を持ちます。
  アクティブの強調は、教材をないがしろにし枠にこだわる、ある意味危険な考えでもあることを忘れてはいけません。教材をベースに至極まともな授業をどう作っていくか・・・。このDVDでそのことが少しでも伝われば、授業屋冥利に尽きます。

【木幡 寛(こはたひろし)氏プロフィール】

1949年北海道北見市生まれ。
青山学院大学文学部教育学科を卒業後、埼玉県公立小学校、東京都三鷹市明星学園に勤務。1985年自由の森学園の創設に関わる。
1984年ベルギーのルーバン大学で開催されたフレネ教育者国際集会に故村田栄一氏(教育評論家)、里見実氏 (國學院大學名誉教授)と共に日本人初の正式参加。戦後民間教育の教育実践を発表。以来、フロリアナポリス(ブラジル)、ヘマー バン(スェーデン)、クラクフ(ポーランド)の国際集会で世界各国のフレネ教育者に算数の授業を提案。

1996年より1998年まで自由の森学園高等学校校長。
1998年 自由の森学園を会場にフレネ教育者国際集会。
1999年 自由の森学園を退職し、フリースクールジャパンフレネ設立。
以来、オルタナティブ教育に関わる。
1977年より現在に至るまで、北は北海道から南は九州沖縄まで全国各地で公開授業・講演を行う。また、雑誌インタビューやテレビ番組などにも多数出演。 数学教育協議会常任幹事、教育誌「ひと」編集委員としても活動する。 教育考古学会主宰。

【主著・共著】
★カレーを作れる子は算数もできる(講談社現代新書)
★考える力がグングン育つ「なぜ?なに?」ふしぎ遊び35(PHP研究所)
★「学ぶ力」がグングン育つ学習法(PHP研究所)
★算数のできる子どもを育てる(講談社現代新書)
★秋山 仁先生の楽しい算数教室(全10巻 ポプラ社)
★はてなし世界の入り口(共 福音館) 授業がすべて(共 太郎次郎社) 他、多数

 

1枚¥3,300(税込)
※送料400円別(3枚以上お申込みで無料です)

 

※DVDビデオは映像と音を高密度で記録したディスクです。DVD対応プレイヤーで再生してください。 PCおよびDVDビデオが再生可能な家庭用ゲーム機は、機種により正常な動作ができない場合があります。

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