これまで、わたしはこの問いを哲学的に探究しつづけ、そして、「ひとまずこの考えはどうか」というアイデアを 、多くの方に検証していただけるようテーブルの上に載せてきました。 それがもしも多くの先生方の納得のいくものだったとするなら、ぜひ、教育実践の1つの土台として「使って」いただければうれしく思います。 教育における激しい「信念対立」や大きな「ブレ」「迷い」を、できるだけ少なくしていく、その一助になれば幸いです。
【苫野一徳フロフィール】 1980年生まれ。 哲学者・教育学者。博士(教育学)。 早稲田大学教育・総合科学学術院助手、日本学術振興会特別研究員 (PD)などを経て、現在熊本大学教育学部講師。
代表的な著作 『どのような教育が「よい」教育か』(講談社選書メチエ)、『勉強するのは何のため?―僕らの「答え」のつくり方』 (日本評論社)、『教育の力』(講談社現代新書)、『「自由」は いかに可能か―社会構想のための哲学』(NHKブックス)など。
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