第17弾 教育評価の方法論としての心理・教育測定学・統計学
――測定学・統計学の基礎の基礎,学校現場での活用

山口裕也
杉並区教育委員会、東京学芸大学非常勤講師

2011年6月18日 於:京都橘大学

 

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第1部 はじめに
何のための測定学・統計学か(9分)

苦手意識をもつ人も多い測定学、とりわけ統計学。しかし、これらの基礎となる知識は、私たちの日常生活の中に既にある。

第1部 測定学・統計学とは何か
―測定学・統計学の認識論的前提を起点として (16分

人は、世界をどう受け取っているのか。この問題は哲学においては「認識論」と呼ばれ、「現象学」「構造構成学」がその原理を最も追い詰めている。私たちの認識の限界・多様性を原理的に理解することで、測定学・統計学を用いることの意味もより見えてくる。

第2部 はじめての統計学
―統計学の基礎の基礎 (75分)

学力を例に、代表値・散布度、標準化、共分散・相関係数について数式の意味を重視した解説を行う。統計指標が方法であり、単一の方法が万能ではない以上、各々には必ず限界がある。数理的に一様な表現をする統計指標は、現象のある側面を積極的に切り捨てる。

第3部 はじめての測定学
―測定学の基礎の基礎 (50分)

私たちが日常的に行っている観点別学習評価。学習の過程・成果を測定する営みである以上、その基礎的な知識・考え方は測定学にある。これを理解することで、学校内研究における成果指標の作成なども含めた測定・評価活動を、体系的に関連付けることができる。

第4部 学校現場での活用
―測定学・統計学でこんなことができる (25分)

統計解析の専門的なソフトウェアを用いて、@学習意欲と人間関係の関連、A学力の段階評価、について実際に解析を行い、結果について考察を行っている。コンピューテーションが発達した現代では、ここまで簡便に高度な統計解析が実行できる。その例証である

 

 

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