活動・雑感ノート |
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2002/12/27 |
事務所の大掃除を終えて一服。 先日、今読んでいる「世に棲む日日」 司馬遼太郎著の中に10年来の疑問を解く鍵があり、自分なりに納得しました。 それは約10年前、毎日仕事で会っていた7才年長のM電器のI氏という部長がおられました。(7年前に亡くなっておられます)プランナーであるK氏(以前の会社での先輩:同い年で友達でもある。現在会社を経営)ともI氏を交えてよく仕事をしておりました。
なぜ I部長はそう言われたのか全く分かりませんでした。私はK氏とそんなに違わない、いや俺の方が優れている所もあると思っている位なので、全く理解できませ
んでした。 そして、「世に棲む日日」の一節。 吉田松陰が高杉晋作に初めて会ったとき・・・ 高杉は自分の詩文集を差し出した。それがあたらしい学問の師匠につくときのし
きたりである。松陰はその冊子に顔を伏せ、熱心に読んだ。<中略> やがて顔をあげ、最初にいったことは、高杉が終生わすれられぬところであった。
I部長も同じ思いで言われたのか、今は確認する術もありませんが、私はそう確信しました。 |
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2002/12/11 |
大阪デザイナー専門学校でうちやまださん、ノセさんと 3人で特別講義をしました。 お昼ご飯を食べて軽く打合わせをしたのですが、お二人とも準備してへんみたい なことを言っておきながら.....卑怯者?です。
私。いきなり受け狙いで「みなさん初めまして、なぎら健一 ではありま せん<シーーーン>、 最近高専のOB交流会などにでて、若い学生との触れ合いを経験しているので、 今春のとある交流会(約50名)でのプレゼンの時のようには上がりませんでし た。ゆっくり学生の顔を見る余裕がありました。 総論(反省を含めて) うちやまださんが、教室からでてくるなり、自分にとってよかった、こんな事は滅多 にないし、話すことで改めてまとめられたと感慨深くおっしゃいました。 お二人とも学生の反応が無いことに不満を持っておられましたが、私は学生の顔 がちゃんとこちらを見ていたことを確認し、結構真剣に聞いていてくれた様に思 いました。 特に何人かはその目に力がこもっていたように感じました。まあ私の 31年下の後輩という贔屓目があったかも知れません。(写真学科に1年在籍) 私は是非、機会があればやりたいです。 フリートークの時に、「今までで一番苦労したことは?」とう質問があり、 私は生意気に「ない」と答えてしまいました。
さいごの最後に実は「それは嘘で、今が一番苦労している」と言えばよかった。
> ●「CG関係の方に就職するかどうか迷っていますが、 > ●「その道に行くいいアドバイスが少しあった気がします。 > ●「みなさん一度は全然関係ない職業についてからこの業界に > ●「今日はいつもとは違う新しい視点見つけれた気がします。 > ●「いろいろな人生を聞けて参考になりました。あせっていた > ●「若いときからこの業界一筋で目指して来た人ばかりなのかと > ●「3人とも個性的な方でとても楽しかった。 > ●「みなさん明るく、元気で、しゃべり上手で、なんかいい意味で > ●「普段聞けない話を聞けて面白かったです。 > ●「出荷できない牛乳は食紅を入れて商品価値を無くしてしまうと |
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2002/12/04 |
CECの事業で松下電器・松下電池さんの授業が 岡山県新見市の高尾小学校と上市小学校でありました。 Kayaはその授業で使用す るPPTの制作で関わりました。 6 電池のリサイクルから学ぶ、身近にできる環境活動 http://www.cec.or.jp/e2a/sangyou/h14/denchi/info-denchi.html Kayaはもう一つの 4 ラジオ放送の役割−ラジオ番組を作ろう− でも関わっております。 新見市は光ファイバーで全市が繋がっており、電子投票が日本で初めて行われた ところで有名です。 高尾小学校の模様を上市小学校で中継して、合同で授業をする形式です。 光を使ったテレビ電話みたいなものです。
電池さんの授業は手慣れたものでスムーズに進み、クイズなどでの対抗合戦もあ り、盛り上がりました。 |
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2002/11/27 |
「こころに届く授業」河合隼雄、谷川俊太郎著 ¥1,000 を買って読みました。 サブタイトルが「教える楽しみ、教わる喜び」です。 薄い本で2時間もかからず一気に読みました。示唆に富んだ内容でしたが、 この言葉が代表的ではないでしょうか。少し長いですが、引用します。 谷川俊太郎: 『子どもたちとともに、日本語の音の面白さ、不思議さを味わってみて思ったの は、教える教わるという関係は、ともに楽しみともに考えるという関係なのだと いうことでした。教える側は、知っていることをもう一度子どもたちとともに、 未知のものとして追体験すると言えばいいのでしょうか。先生自身が知る喜びを 失わずにいれば、それが子どもたちに伝わって、ひとつの楽しい「場」が出現す るのではないでしょうか。』 特に最後の「・・・・それが子どもたちに伝わって、ひとつの楽しい「場」が出現するのではないでしょうか。」に尽きると思います。 これ以上内容を紹介すると、問題があるのでこの辺で辞めますが、最後に河合さんが谷川さんとの対談で言っていることで、面白い提案があります。 ●自分のよいところを10個挙げてみる。なかなか挙げられないらしい!! 1)声がでかい ← 50m離れていても存在がすぐ確認できる |
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2002/11/23 |
今日、奈良女子大文学部附属小学校の公開学習に参加しました。 昨年度に続いて2回目です。 5年月組、総合的な学習の時間「地球温暖化」の流れの中で、 そして何と!●燃料電池。← こんなの5年生でやるの!? そして、その彼 の机には、紙に書いた表があり、横軸がV、A、豆電球の明るさ、モーターの速 さ、結果。縦軸が、電解液の種類(食塩水、スポーツ飲料、水、お茶)が書いて あるのです。(備考欄には回路図、原理の説明) 先生が何処まで指導しているのか分かりませんが、普通こんなことします? 思わず、(問)「あなたがコレを書いたの?」(答)「家で書いてきました」 表フェチの私としては感動ものです。すごい!! また、みんな普通に電圧計、電流計を使いこなしていました。 小学5年生にしては、無茶苦茶レベルが高いような気がするのですが。 公開学習の後、鰍bCL(関電系の会社)の総合学習支援のサイトの紹介。 参加された先生はたったの7名。寂しい限りでした。(昨年は約500名) CCLさんにTKFを立ち上げてから遊びに行き、こんなホームページを作った とお話すると、それは面白いと言って独自に1年前に立ち上げられました。 最後が、関西総合環境センター生物環境研究所(関電系)の所長 小川 眞氏の講演「地球温暖化をいかに防ぐか」木が枯れているという話から植林と炭の効用に ついて、そして、海外とのプロジェクトなど、1時間20分のお話は大変興味の あるものでした。 現場で、TKFのメンバーでもある奈良の小学校の先生Nさ んにばったり。野口先生や陰山先生のビデオの話をしました。 充実した一日でしたが、仕事もせずにこんなコトしていて良いのかと、すこし頭の中を過ぎりました。まーええか?? |
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2002/11/16 |
一昨日、福井県高浜で、奈良高専のOB交流会があり、参加しました。 もう一名のOBは舞鶴高専専攻科のKさん(22才)。 愛車Peugeot106S16を駆っ飛ばして行きました。 夕方バスから降りてきた電気工学科4年生40名(女子2名含)を見て、ああー子どもやなって思いました。事実私の子どもでも全く不思議ではありません。 食事の後、19〜21時までの2時間が交流の時間。 後は自由に発言、質疑応答の時間です。順番では面白くないので、ここでも提案 し、発言した人が次の人を指名する方式をとりました。 約1時間半の間いろんな質問や意見が出ましたが、全体の印象としては、みんな ハッキリ意見を述べられないし(緊張していたのか)、自信なさそうな態度が気 になりました。思わず自分の19才の頃を思い浮かべていました。生意気という か俺は俺みたいな気構えがあったのですが...。 みんないわゆる優等生で、跳ねっ返りもいないし、ムチャクチャな奴もいません。 一番驚いたのは、40人中7割の学生が進学を希望していることでした。 我々の時代には信じられないことです。
・年収は? 途中で乗ってきて(私自身)どんどん仕切りました。 イッパイ不満もありましたが、やっぱり、みんな可愛くて、これから何があるか 分からないけどしっかり生きて行きや、と抱きしめてやりたかった。 私自身が一番いい気分になれた一夜だったかもわかりません。 ※ひょっとしたら先生って病みつきになるのではないでしょうか。 学生の為のOB交流会ではなく、まるで私の為のOB交流会? みんな、ありがとう。 P.S. 帰る途中ついでに、専攻科に行っているK氏の紹介で、舞鶴高専の西村萬平教授に会って、 高専版TKFの考えをPRしてきました。 (舞鶴高専は、授業を一般に公開されています。すばらしいです。) |
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2002/11/05 |
本日のNHK「教育フェアー2002」午後10:00よりの 日本の宿題・シリーズ学校「校長の挑戦 教師の意識を変えろ」(再) を見ました。 ●静岡の小学校では、年に100回も普段の授業を公開しているそうです。 (全校の先生33名が参加。校長も授業するそうです) 49才のベテランの女性の教師は、いつも発言させる生徒が決まっていて他の生徒が発言しない。それを公開授業で校長に指摘されて今までやってきた授業は何だったのかと悩む。 ●福岡の中学校では、生徒に先生の授業に対するアンケート(評価)をし、授業改善に努めているそうです。 これも49才のベテランの社会の男性の先生の授業が、「面白くない」「寝てし まう」という意見が多く、考え込んでしまう。彼は毎年工夫して自作のプリントを作成しそれを活用している。しかしそのプリントは生徒の書き込むところがきっ ちりしていて、自由に書けない。校長にも相談し改善。 また授業の始めにいきなり幕の内弁当を買ってきてそれを生徒に見せて、日本の食材はほとんどが外国からの輸入に頼っているいう切り口で入っていくという工夫をする..... このNHKの番組は意識して作られたのか分かりませんが、いわゆる先生の高年齢化の象徴みたいでした。 こんな事を言っては失礼ですが、上記のお二人のお姿を見ていて思ったのですが、 覇気がなく、顔つきも生き生きしていなくて、いかにも疲れているようでした。 ●最後に書き加えますが、最初の小学校の例で58才の理科の男性の先生は軽トラックを持ち込み排気ガスに含まれる成分が、酸性だという体験をさせ、最後に溜めた雨水も同じ試験液を入れると酸性にを示す実験をし、生徒に大変受けていました。そんな先生もいます。いやありっぱでした。 |
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2002/10/25 |
10月22、23日とCEC公募事業での企業講師による授業を東京新宿の小学校で実施しました。 「ラジオ放送の役割 -ラジオ番組を作ろう-」 (5年生の社会科「わたしたちのくらしをささえる情報」の単元)
3名の講師はそれぞれ良かったのですが、一番盛り上がったのはやはり、現役ア ナウンサーによる授業。 最後に西武カブレラのホームランシーンの無声映像を見て、いきなり子どもにアナウンスさせたのですが、これが笑える笑える、楽しい時間でした。その中で一人の男の子は、アドリブを含め本職顔負けのアナウンスですばらしかった。 恐ろしいほどの能力を秘めていると感じました。 そして、最後に自分たちでテーマを決め1分のニュース番組をつくる授業。6班に分かれての作業で原稿を作り、ナレーションを1分以内で行うのは至難の技で50分の時間内には出来ませんでした。(100文字20秒という原則は教えた) 全ての授業が完璧で、問題がなかった訳ではありません。反省すべき点は逆に多かったのかも知れないと思います。 この授業を通じて、少しでも放送に興味を持って貰えて、彼らにとって何らかの発端になればいいと思います。 また、2名の先生に対しても刺激になればと願っています。
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2002/10/10 |
きのう東京で、10月22、23日新宿の小学校で講師による授業で使用する PPT(パワーポイント)の試写を行いました。 3名の文化放送の講師が 「ラジオ放送の概要」、「報道記者の一日」、「アナウンサーの心得」と題して授業を行います。 PPTですが、音声あり、映像ありで盛りだくさんです。企画・制作に携わってい ながら思わずのめり込んでしまい、勉強になりました。 (アナジリという言葉を初めて聞きました) そして子どもの気持ちになって沢山の質問を考えてみました。質問というよりい わゆる「ツッコミ」みたいなものですが。(幼稚園のころから質問好きなタイプ?) 当日も3名の講師を困らせるほどの質問が出ることを期待しています。 質問があるということはそれだけ、授業を受けて自分なりに納得しながらも、考えて疑問点を持つということですので、良いことだと思います。 講師の力量は、その質問にどう答える(反応する)のかだとおもいます。 ・・・・ いやあー、手前みそですが、見学会も講師の授業も良い内容です。
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2002/10/03 |
9月30日東京の文化放送で小学生約55名の見学会がありました。午前中の90分です。 あいにくの雨。 文化放送さんは、見学の受け入れの経験がないとおっしゃってましたが、段取り よく4ヶ所を各グループに分かれて見学しました。 生スタジオでは、野末珍平さんがDJされていました。 録音スタジオでは、実際に代表の生徒2名がアナブースに入り、直前に渡された 原稿を読みその録音テープを貰いました。ライブラリー室では10万曲の楽曲の 検索システムを見学。(検索後自分でそのレコード・CDを棚まで取りに行くシ ステム。思わず松下の自動検索ロボットを紹介しようとした私、何でも仕事仕事) その後、BSデジタル放送のスタジオも見学。ここでは先程のアナログではなく、デジタル録音を実際にし、その音を切り刻み繋ぎ換えを実演されました。 感心し たのは、その部屋に入るとまず、アナログの6mmのデッキがおいてあり、説明員のかたが、スプライシングテープで編集された6mmを見せ、その編集された 所を手で触らせるのです。その後上記のようなデジタル編集を見せる、よく考え られたコースだと思いました。 各グループには随行の方(若い女性)がおられたのですが、みなさん小学生に対してすこしでも何かを感じて撮って帰って貰おうとする姿勢を強く感じました。 歩きながらでもあれこれお話をされ、1分1秒でも無駄にしないという意気込み でした。 文化さんも初めてやし、そこそこでええやんと思っていましたが上出来でした。 久しぶりに「人の思い」を感じ良い気分に浸りました。 |
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2002/10/02 |
司馬遼太郎「坂の上の雲」全八巻 HKさんからこの本は面白いから読んだらと何年か前に勧められましたが、8巻もあり躊躇していました。お金も掛かるし、BOOKOFFへ行っては探していたので すが、何年も見つかりませんでしたし、最近は忘れていました。 そんな折り、先週仕事で初めて会った方(社長)がこの夏に読んだと話されたので、初対面にも関わらず、いつもの癖で、「ください」と厚かましくお願いして、 翌日受け取りに行くつもりがわざわざ事務所まで持って来て頂きました。 そんな訳有りの本です。 読み始めて読み続けて三冊目に入っています。 久しぶりに読み応えのある本です。 のめり込んで読んでいると、自分が黙読しているにも関わらず、自分がその物語の人々の中にいて、声が天から聞こえてくる様な気分になります。当然読んでい るときはそういう気分に浸っているので分かりませんが....。 その時代の国民の雰囲気みたいなものもなんとなくわかり、なぜ戦争を何回もしたのか、分かるような気になりました。(イラクを攻撃しようとしている今の米国がそうなのか、岸田秀も言っているが、精神病みたいなことなのか? 先週の 「朝生」でも評論家が”米国は気が狂っている”と言っていた。) いいなあと思った文章を書き留めるのが癖なのですが、もう何ヶ所か書きました。 主人公の正岡子規や秋山真之が過去の文献を読み分析し、抽出して行き自分の考えを構築していくところは思わず納得しました。 しかし明治の人は勉強家ですね。 感心しました。 実は私も大型の買い物をするときは、出来るだけカタログや情報を集めて「表」 にするのが癖です。周りのみんなには『表フェチ』と言われています。 ちょっと意味合いが違いますかあ(^_-)(^-^)(^_^)v(^O^) |
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2002/10/01 |
昨年度のCECで制作した電池のコンテンツが公開になりました。 教育用画像素材集 →素材を探す(カテゴリーから探す) → 地域産業用素材の「電池の豆知識」をクリックしてください。 是非、静止画・動画をダウンロードしてご覧下さい。 素材として良いのですが、この素材をどのようなカリキュラムで使用するのか授 業事例が無いのが残念です。 実際はこの静止画・動画をPPTでオーサリングして、授業に使用しました。 |
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2002/09/20 |
9月20日(金)第5回奈良高専イヴニングセミナーに参加しました。 紹介テーマ 外部の参加者が少なかったのは残念ですが、すばらしい取組みだと思います。 2.ビジネスにおける文章技法 3.難加工性金属材料の切削技術の開発 |
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