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鈴木惠子先生へ

鈴木先生との出会いに,今,心から感謝しています。

 「教師になりたくてなった」はずなのに,
私はその純粋な思いをどうして忘れてしまったんだろう・・・と
鈴木先生の本当に嬉しそうに子どもたちとのことをお話しになる姿
を見て自分が恥ずかしく,情けなくなりました。

子どもたちが自分のことが大好きで,周囲にいる人たちは自分の仲間 だと
安心して過ごせる学級を作りたい。
鈴木先生のDVDを視ながら,たくさんの思いが溢れました。

 「答えは,目の前の子どもの中になる。」
鈴木先生は,凜として涼やかに仰いました。

「学級の中に悲しい思いをしている子が一人もいてはならない。」
「聴くこと,話すことの指導は,人への思いを育てること」
「教師がどれだけ我慢できるか,待てるか,子どもに任せきれるか」
「私はその場で喜びや感動を伝えることを優先したい」
「人は変わることができる。必ず変わることができる」
「担任の心が子どもたちに反映していく」
さまざまな事例をもとに,お話し下さる中で
これらの言葉が,私の心にゆっくりと深く染み込んできました。

 鈴木先生のお話は,とてもシンプルです。
そしてとてもつもなく強く,温かでした。
一つ一つの言葉を選んで,噛みしめるようにお話しになる姿
聞くものに寄り添おうとするかのような慈愛に満ちた表情先生の
お話を聴いている間,私は,鈴木学級の子どもでした。
とても幸せな時間でした。

来年の3月に
一人残らず「このクラスで良かった。」と
子どもたちが心からそう思えるように
努めたいと思います。  

<中略>

 鈴木先生が,教師としての時間を力の限りご自分を出し切って
生きてこられたことを知り,私も先生のように
子どもたちの幸せのために命を使いたいと強く思います。

 「本当に大切なことは,当たり前のこと」
私は「当たり前」を淡々と右から左へとやりこなす教師だったよう に思います。

<中略>

一度もお目にかかったこともないのに,
鈴木先生は,これから私の 最も近くにいつもいて下さる気がしています。
こんな風に思える自分がとても不思議です。
それだけ鈴木先生は,私にとって
会いたくてたまらなかった人なのかもしれません。

これからもたくさんの教師の道標となって下さい。

     岡山県小学校教諭 S

 

 

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