第22弾
対話活動を大切にした授業づくり
菊池省三
北九州市立貴船小学校教諭

2012年1月28日 於:京都橘大学

※写真無断転載禁止

【菊池省三氏からのメッセージ】

このDVDでは、私が考える「対話授業」を模擬授業の形で紹介しています。 その基本的な考え方は、

・相手を否定しない
・相手との違いを大切にする
・対話を通して新しい気づきや発見を生み出すといったことです。
 また、少人数グループでの対話活動を紹介しています。 それによって、
・全員が参加できる
・一人一人の意見を吸い上げることができる

といった学習が、教室の中で成立すると考えています。 今までの形式的な話し合い活動と決定的に違うところでもあります。

相手と話し合うことは、本来、楽しいことです。人と人が集まり、話し合いを通じて互いの理解を深め、違いの中から一歩進んだ新しい答えを共に見出していく人間らしい活動だからです。
このDVDが、子どもたちのコミュニケーション力を育てることに少しでも役立てば幸いです。

第1部

学級に対話力を育てる取り組み
(53分)

第2部

対話を大切にした国語科授業
(70分)

第3部

対話を生かした算数科授業
(38分)

第4部

対 談
(18分)

 対話が育つ学級づくりについて話しています。 「傾聴とミラーリング」を話し合いスキルの基本として、対話力 を身につけさせる楽しい活動、学級の質を上げるための毎週 行うと効果の高い対話活動を紹介しています。 また、対話力を身につけた子どもの作文、私の学級を取り上 げた新聞記事と動画から、その指導ポイントを抜き出した内容 にもふれています。  詩「北の春」(丸山薫)を教材に、対話を取り入れ た模擬授業です。 問いに対して自分なりの考えを持ち、同じ考え同士が話し合い、 その後、違う考えの相手との対話を行うということを基本パター ンとして授業を構成しています。 理由を考える、それらを交流させる中で読みを深めていくという 授業です。  算数科における対話を大切にした授業を示して います。 4年生の「大きな数」の単元で、ゲーム的な活動後に気づきを 出し合う対話活動を位置づけ、それらを責任を持って報告し合 う場を設定した授業構成です。 また、6年生の「円の面積」では、考え方を教え合う授業のあり 方も示しています。教科書教材を使って、子ども同士で教え合う 学習の具体例です。  
菊池省三プロフィール:
1959年愛媛県生まれ。山口大学教育学部卒業。現在、福岡県北九州市立貴船小学校勤務。 文部科学省:「熟議」に基づく教育政策形成の在り方に関する懇談会委員。 九州青年塾・塾長。毎週1回行う「菊池道場」主宰。コミュニケーション指導を中心に実践研究、講演、などを精力的に行っている。
【主な著書関係】 『話し合い活動を必ず成功させるファシリテーションのワザ』(学事出版) 『小学校 楽しみながらコミュニケーション能力を育てるミニネタ&コツ101』(学事出版) 『省三先生のコミュニケーション教室全3巻』(フレーベル館)  他多数。
【その他】 『熱血!平成教育学院』(フジテレビ)出演、『イブニングファイブ〜現代こども事情』(TBS)出演。「NHK教育テレビわくわく授 業」「NHK特報フロンティア」などテレビ、新聞などでも実践を 多数取り上げられている。
 

DVD価格 3,300円(税込)

 

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